ゲーム産業の黎明期、実にさまざまな会社や個人がこの世界に参入しました。そんな中、1993年に設立したのがユークスです。私はまだ大学生で当初の仲間はほんの数人に過ぎませんでした。その頃の制作期間は数か月と短く、規模も今と比べてずっと小さいものでした。

それから約30年。制作規模はどんどん拡大し、リリースまで数年を要するタイトルが当たり前となりました。年々ハードが進化し、ゲーム制作に求められる技術力も高まってきました。乱立の時代から淘汰の時代を経て競争はますます激化しております。

刻々と変化するゲーム業界において、私たちにもいくつもの困難や危機が訪れましたが、いまや多くの仲間と共にいくつものタイトルを手掛ける組織に成長することができました。それは、様々なピンチを自分たちが変われるきっかけとし、進化できるチャンスとして捉え挑戦し続けて来たからだと考えております。

しかし、私が創業当初より大事にしてきた「誰もできないことをやろうよ」という想いは今も変わっておりません。他では実現していない技術や表現を追求し、次のステージに向けて自分たちを変化させることには躊躇せず、これからも世界中を笑顔にするエンタテインメントを発信してまいります。